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血液透析(HD)

「株式会社ヴァンティブ」は、2024年5月1日に「バクスター株式会社」より社名変更しました。
当サイトに掲載の一部資材は旧社名での表示となっており、現在改版作業中です。
本製品に関するお問い合わせは、株式会社ヴァンティブ (〒108-0023 東京都港区芝浦三丁目4番1号 グランパークタワー 30階)までお願いいたします。​

1960年代当時、透析の世界では不均衡症候群が大きな問題であり、腎臓学会からの中分子量物質を除去する膜が必要との熱望に基づき、パリのネッカー大学病院との開発研究を経て、1969年に世界初の合成高分子膜を開発しました。
この膜は開発年にちなみAN69と命名されました。1972年、ローヌ・プラン社が世界で初めてAN69膜を用いた透析器をRP-6という製品名で製品化しました。
ただ、除水性能が高すぎたため、その当時の機器ではコントロールできなかったため専用のUFコントローラー装置と併用されました。
H12ヘモダイアライザーは、RP-6販売開始から、12年目であることを記念して命名され1983年に国内で販売が開始されました。

また従来の血液透析(HD)では除去できない中大分子量物質を除去するために血液濾過(HF)という方法が1970年代より行われるようになりました。その後HFとHDを合わせた血液透析濾過(HDF)が行われるようになり、高い濾過流量を得るために透水性が高い膜が求められていました。このニーズに対応するために1976年に3層構造で透水性のあるポリアミド膜(PA膜)が開発されました。さらにこのPA膜に耐熱性のあるポリアリルエーテルスルホン(PAES膜)を配合し、ポリフラックスHが2002年に販売開始になりました。ポリフラックスHは現在80か国以上の国で使用されており、日本では血液透析濾過器「ポリフラックスHヘモダイアフィルター」として2018年に販売開始されました。

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